ピルを飲んでいると脱毛できない?その理由は?できるところもあるの?

2018.06.26
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病気治療をメインに、さまざまな目的のために処方される経口ピル。毎日決まった時間に1錠ずつ飲むという約束事の他に、色々な決まりごとがあります。その中で、女性ホルモンのバランスが関係する「むだ毛」をなくすために脱毛サロンに通いたい場合は、どのようにすれば良いでしょうか。
また、ピルを服用していても脱毛できるサロンはあるのか調べてみました。

ピルとは?

女性のためのホルモン製剤です。黄体ホルモンと卵胞ホルモンが含まれており、これを服用することで一時的に妊娠している体の状態をつくり出します。
ピルを服用することによって生理をコントロールし、避妊をすることが一番の目的ですが、擬似妊娠の状態を作ることで、婦人科疾患の治療にも役立ちます。

ピルの副作用

ピルを飲むことで副作用のリスクが高まります。一つは体の毛が多毛になることが挙げられます。そのほか、つわりのような吐き気やめまい、体のむくみなどもその一つです。
喫煙の習慣がある方がピルを服用することで、血栓症のリスクが高まるため、ピル服用中は禁煙を求められます。医師によっては喫煙者にはピルを処方しない といった方針を持つ方もいるようです。

ピルを服用している場合、脱毛はできる?

脱毛サロンで脱毛をする場合、「処方薬を服用している場合は施術不可」としているところが大半です。処方薬にはピルも含まれますので、まずはサロンへ確認を取ってみましょう。
一部のサロンでは、「脱毛サロンへ通ってもよい」という見解を提示できる医師の確認書が必要になります。
また「服用しているのが低用量のピル であれば、受け入れ可能」としているサロンもあります。

ただし、ピルを服用することで疑似的に妊娠している状態がつくり出されています。副作用などで体調不良の際には脱毛の施術が難しいことがありますので注意しましょう。

ピル服用中でも「脱毛できる」と言われたけど…?

一部の脱毛まとめサイトでは「ピルを使っていても脱毛施術ができるサロンがある」という見解を示しているサイトも存在しますが、脱毛サロンの公式サイトではピルの服用に関して言及しているところはありません。
先述「受け入れ可能としているサロンもある」と記しましたが、「低用量ピル」であることや「体調に問題がないこと」というような条件が整っていることが求められます。
また、このところでは医師の処方ではなく個人輸入によってピルを購入するというような安易な気持ちでピルを服用する方も多いため、サロンによっては医師の確認書を求めることもあるようです。

カウンセリング時に揃えておきたいもの

「ピルを飲んでいるけれど、脱毛サロンに通いたい」という方は、事前カウンセリングの時に、準備してほしいものがあります。

 1)服用中のピルの品名(ホルモンの容量なども分かれば丁寧です)
 2)おおよその服用歴
 3)ピルの服用による現在の体調は
 4)ピルによって副作用を経験したか否か

この4点は答えられるように準備しておくことをおすすめします。

医療脱毛なら可能

ピルを服用していても脱毛ができるのは、医療レーザー脱毛 です。医師の施術となるレーザー脱毛であれば、顧客の体の状態を把握したうえで施術を行います。万一の副作用が出てしまっても、万全の態勢でケアしてもらえるので安心です。
ただし医療脱毛であっても、医師の判断で脱毛ができないとすること考えられるため、カウンセリング時には必ず「ピルを服用している」旨を伝えましょう。
先にあげた『カウンセリング時に揃えておきたいもの』を参考にするとスマートです。

脱毛の副作用のリスク も覚えておこう

ピルの服用をしている方が、脱毛をすることで副作用が発症する懸念があります。低用量であっても、ホルモン剤を服用していることでそのリスクがわずかでも高まるかもしれないということを念頭に入れる必要があります。

①脱毛効果が表れにくい可能性

低用量ピルでは「増毛・育毛(多毛)」のリスクは低いとされていますが、人によってその作用には個人差があります。
人によっては、ピルの影響で毛が抜け落ちにくいというような状況も考えられますので、様子を見ながら施術を進めていく必要があります。

②色素沈着が起こりやすくなる可能性

「妊娠するとシミができやすくなる 」とされています。単なるシミというものではなく、「妊娠性肝斑」と呼ばれるホルモンの影響によって起こる症状です。このシミは肌代謝によって薄くなるというものではありません。ピルの服用で起こるホルモンバランスの変化により、活性化したメラノサイトがメラニン色素を過剰に生成してしまうことで発生します。光脱毛や医療レーザーなどの光刺激でそれが起こりやすくなりますので注意が必要です。

③光過敏症状が現れる可能性

低用量ピルでは神経過敏 (光をまぶしく感じる・音が大きく感じる・味が濃く感じる)などの副作用症状が出る可能性があります。
その症状の一つとして、強い光を浴びた時に光過敏症状が出る可能性が否めません。それは、光脱毛やレーザー光でも現れる可能性があります。
光過敏症の症状として、皮膚の炎症や色素沈着のほか、てんかんなどの精神症状に関係する可能性も否めません。

まとめ

ピルを服用している方が「脱毛を希望する」ことは何ら悪いことではありません。ただし、健康を手に入れるために服用しているピルですので、医師の指示に従って脱毛を受けるかどうか検討していきましょう。医師による施術である医療脱毛や、医療提携がある光脱毛サロンを利用することが大切です。