あざがあると脱毛出来ないの?その理由とは

2018.10.20
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全身脱毛のコースを申し込んだとしても、全身のあらゆるムダ毛をすべて処理できるというわけではないのをご存知ですか?

例えば、クリニックやサロンでは、あざができている部分の処理についてはお断りしているのが一般的です。
いったいなぜなのでしょう?

それには、施術を受ける人の安全を最優先に考えたしかるべき理由があるのです。
その理由を確認しておきましょう。
そしてさらに、どうしてもあざができている部分も処理したいという場合の対処法についてもご紹介します。

あざの部分はなぜ脱毛できないの?

多くのサロンやクリニックでは、光脱毛またはレーザー脱毛による施術が行われています。
毛を処理したいパーツに照射する方法ですが、脱毛に用いられるこの光やレーザーには、濃い色に反応して熱を帯びるという特徴があります。

一度に広範囲を照射するまろやかな光と、エネルギーを集中させて照射する強い出力のレーザーとでは、期待できる脱毛効果に多少の差こそあるものの、いずれも光やレーザーが発生させる熱で毛が生えるもととなる細胞にダメージを与える方法です。

この熱の温度は光だと65~70℃、レーザーだと200℃ にもなるといわれています。
かなりの高温ですが、明るい色の肌に光やレーザーが直接作用することはないので、光脱毛ではほとんど痛みがなく、レーザー脱毛でもゴムでパチンと弾く刺激がある程度なので、心配は無用です。

ただし、あざのようなメラニン色素が多い皮膚には、光やレーザーが反応して影響を及ぼしてしまいます。

つまり、あざの上に照射をしてしまうと光やレーザーの高熱が皮膚に伝わり、やけどや炎症を起こしてしまうリスクが高まってしまうのです。
これはあざだけでなく、日焼けした肌やホクロでも同様の現象が起きます。

あざの周辺のお手入れをするときは、あざの上に保護シールを貼り、照射する光やレーザーをシャットアウトするように配慮するほどです。

光やレーザーを照射するいずれの脱毛方法でも、毛周期に合わせて繰り返し照射を行っていくうちに、だんだんと毛が薄くなって自己処理が不要になり、やがて生えてこなくなります。
お手入れを受けている期間中にあざを作ってしまうと、その部分を除いたパーツのみお手入れを続けて受けることになるので気を付けましょう。

ただし、あざの濃さによってはお手入れが可能な場合もあります。
目立ちにくい色素が薄いあざであれば、照射による肌トラブルを起こす可能性が低いとみなされ脱毛ができることもありますので、カウンセリングの時にスタッフに相談しておくといいでしょう。

でも、どうしても濃いあざに生えた毛もきっちり処理したいと思う人もいることでしょう。
そんな人のためにも、解決策はあります。

あざの部分の毛を脱毛したい時はどうする?

あざのような皮膚の色素が濃いパーツでも、脱毛できる方法があります。
それはニードル脱毛で、別名「電気脱毛」や「絶縁針脱毛」などと呼ばれることもあります。

これはニードル(=針)を毛穴に挿入して電気を流し、発毛組織を凝固させて毛が生えないようにする方法です。
毛穴の奥の毛根部分にのみ作用するので、肌質や毛質を問わず、あざを含む全身のあらゆるパーツのムダ毛処理が可能です。

ニードル脱毛は永続性が高く、ひとたび処理が完了した毛穴から再び毛が生えてくる可能性が低いというメリットに加え、高い脱毛効果があり、他の施術方法と比較すると最も少ない回数、短い期間で脱毛を完了させることができるという魅力もあります。

ただしメリットばかりではありません。

ニードル脱毛は施術中に刺激を伴い、部位によっては麻酔を使用しないと耐えがたいような痛みを感じることもあります。
また、1本ずつを確実に処理していくため、1回当たりの施術時間が長くなり、料金も高くなります。

1990年代頃は日本での脱毛といえばニードル脱毛が主流でしたが、近年ではよりリーズナブルで刺激が少ない光脱毛やレーザー脱毛が好まれる傾向にあり、人気を奪われがちです。
それでも根強いニーズに応えるべく、ニードル脱毛による施術を行っている皮膚科や脱毛クリニックもあります。

あざの部分もきっちり脱毛したい人は、ニードル脱毛を行っている脱毛クリニックなどに一度相談してみるといいでしょう。

まとめ

やけどや炎症を防ぐためという理由から、あざの部分に生えた毛を光脱毛やレーザー脱毛で処理することはできませんが、ニードル脱毛をチョイスすれば可能です。

光脱毛やレーザー脱毛では、脇や腕などパーツごとに料金が設定されているのに対して、ニードル脱毛の場合は、処理する毛の本数によって、またはケアにかかる時間によって料金が決められているので、ピンポイントで脱毛個所を自由に選ぶことができます。

全身すべての毛をニードル脱毛で処理をするとなるとハイコストになるので、例えばあざのない部分は光脱毛かレーザー脱毛で処理を行い、そしてあざの部分だけニードル脱毛でお手入れするといった具合に、ふたつの方法を組み合わせて脱毛すると、比較的リーズナブルな全身脱毛が実現するでしょう。