脱毛しているのに毛が濃くなる!その理由と対策

2018.08.10
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脱毛のお手入れを受けるのは、ツルツルの美しい肌を手に入れるためでしょう。
でも脱毛の施術が原因で毛が濃くなってしまったら、全くの逆効果です!
脱毛の施術には、そんな悲劇的な副作用が本当にあるのでしょうか?その真相についてまとめてみました。

まずは脱毛のお手入れで毛がなくなるメカニズムを知っておきましょう!

多くのサロンやクリニックでは、光脱毛、レーザー脱毛による施術が行われています。
黒い色に反応する性質を持った光やレーザーを毛根に照射することによって熱を発生させ、その作用で発毛細胞にダメージを与えます。
光脱毛は光線の出力が比較的弱く、痛みがほとんどないかわりに脱毛の効果も緩やかで、12~15回のお手入れが必要になります。レーザー脱毛は、肌への刺激が強めですが、脱毛効果や永続性が高く、5~8回の照射で脱毛が完了します。

また光線を用いた施術方法とは別に、電気を利用するニードル脱毛もあります。
毛穴に針を挿入して微弱の電気を流すと発毛組織が凝固するため、ムダ毛が生える能力が衰えていきます。
この施術ができるのは医療資格を持っているスタッフに限られていて、採用しているクリニックは多くはありません。ですが、毛質・肌質を問わずあらゆる毛の処理が可能で、4~6回と少ない施術回数で脱毛が完了します。
1本ずつ確実に処理できて永続性が高いというメリットがあるものの、多少の痛みを伴い、施術時間が長くかかるというデメリットもあります。

いずれの方法も、毛が生え変わる毛周期の成長期にタイミングを合わせてお手入れします。それを定期的に繰り返すことで徐々に毛が薄くなり、やがて生えてこなくなるのです。

脱毛のお手入れを受けて毛が濃くなるって本当 ?

実は、これは本当なのです。
通常であれば、施術を受けた1~2週間後に毛が抜け始め、お手入れ回数を重ねていくうちにどんどんと毛が薄くなります。しかし、ごくごく稀なケースとして光脱毛やレーザー脱毛の施術によって、硬毛化、多毛化(または増毛化)と呼ばれる現象が引き起こされることがあります。
硬毛化とは毛が太く黒くなることで、多毛化とは毛が増えたように見えることです。

毛穴の数が変化することはないので毛が増えるようなことは実際にはありませんが、毛質が変わって濃くなったり多く見えたりするのは、奇妙かつ迷惑な現象です。

硬毛化、多毛化のような現象が起こってしまう理由については科学的にきっちりと解明されているわけではありませんが、光やレーザーの熱が原因ではないかといわれています。
光やレーザーは、黒く太い毛に対しては優れた効果を発揮するものの、産毛などの細く色が薄い毛には熱が伝わりにくいため効果が出にくいとされています。

中途半端な弱い熱が毛根に伝わると、発毛のもとに十分なダメージを与えられません。それどころか、逆に発毛細胞を活性化させてしまい、硬毛化や多毛化が起こってしまうのではということです。

そのためか、硬毛化や多毛化がみられるのは、肩、脇腹、上腕など、産毛や細かい毛が生える部位のみです。もともと太い毛が生えているワキ、腕、すねなどに症状が起こることはありません。

硬毛化、多毛化になりやすい人として、痛みに弱い人ではないかと指摘する専門家もいます。
痛みに耐えながら施術を続けることが苦痛となり、その精神的なストレスが毛質の変化を引き起こしているという説です。

こちらも科学的に立証されているわけではありませんが、刺激に敏感だという人はスタッフに相談してみるといいでしょう。クリニックによっては麻酔クリームなどの使用が可能です。
さらにクリニックでは複数のレーザーマシンを導入しているところも多く、レーザーの波長を変えることによって、痛みが軽減されることもあります。

その原因がはっきりしないことから予防策などはありませんが、硬毛化、多毛化になる確率は極めて低く、日本では約0.3%といわれているので、あまり過敏になり過ぎて心配する必要はないでしょう。

毛が濃くなってしまった時はどうすればいいの?

もし脱毛の施術を始めて毛が濃く変化したのではと感じたら、スタッフにその旨をしっかり伝えて対策を練ってもらいましょう。
医療機関などに分類される脱毛クリニックでは、医師が常駐しているので適切な処置がすぐ受けられますが、サロンによっては、専門的知識が希薄な施術士もいるので要注意です。

濃くなった毛は、セオリー通りにいくと光やレーザーの熱に対する反応が良くなるので、脱毛効果が得やすくなるはずです。光やレーザーの出力を変えたり、少し長めのインターバルを開けたりするなど工夫をしながらお手入れを続けていれば、問題はやがて解決するはずです。
また脱毛マシンを変えて、異なるレーザーの波長でお手入れを再開してみるというのも得策です。

それでも毛がなくならなかった場合は、ニードル脱毛による施術に乗り換えるといいでしょう。
ニードル脱毛だと、どんな質の毛でも確実に処理することができ、硬毛化、多毛化のリスクは極めて低いので安心です。

まとめ

ひとたび硬毛化、多毛化になってしまうと脱毛が長期化してしまうことがあります。ですが、長い人生の中で脱毛のお手入れを受ける期間はほんのわずかです。
ひとたび脱毛が完了すれば、美しい肌をキープすることができるので、頑張ってお手入れを続けましょう。