脱毛サロン・クリニックの脱毛にはがんのリスクを高める副作用があるって本当?

2018.11.29
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脱毛がしたいと思った時に、ムダ毛を取り除いてスベスベお肌にする場所といえば、脱毛サロンやクリニックです。
最近では、男性の美容意識の高まりから、女性だけでなく男性も脱毛をする人が増えています。
ですが、脱毛サロンやクリニックで行う脱毛には、がんのリスクを高めるという話があるのをご存知でしょうか?

そこで今回は、脱毛が皮膚に悪い影響を与えることでがん発症を高める副作用があるのかどうか、どうしてそのような説が広まっているかの理由など、がん以外の副作用の可能性などについて解説します。

どうしてがんのリスクが高まると言われるのか?

脱毛を行うメカニズムは、レーザー脱毛の場合、黒い色に反応して照射するレーザーを使用して、熱を発し毛を生成する組織を破壊するという仕組みです。
レーザーは医療用として使用されているため高い脱毛効果を得られる反面、強い痛みを伴います。そして、処置後に肌に赤みや火傷などが残る場合もあります。

光脱毛の場合は、レーザーよりも弱い熱量を毛根に照射しますが、力が弱いので毛が最も成長する成長期のタイミングで照射することによって効果を最大限に高めるのが特徴です。
光脱毛の場合も、レーザーよりも力が弱いので痛みもほとんど感じませんが、毛根の組織を破壊するため、少なからず肌に負担はかかるのは避けられません。

このことから、肌にダメージを与えるサロンやクリニックでの脱毛が、皮膚に悪影響を与えて、ガン発生リスクを高める副作用があるとの話が広まったと推測されます。

がんのリスクは高まるの?

誤解されがちですが、レーザーや光による脱毛でがん発生リスクを高める副作用は、全く認められていません。
脱毛で照射されるレーザーは赤外線に近い光で、皮膚がんを引き起こす光は紫外線なので、同じ光でも二つの性質は全く異なるものです。

また、皮膚がんではなく医療用の強いレーザーが体の内部に到達して、内臓に悪い影響を与える可能性についても心配はいらないでしょう。

その理由は、レーザーは体の毛根までしか届かないようになっているからです。
毛根までの距離は皮膚の表層面から数ミリ程度の距離であり、そこから内臓にまでレーザーの影響が及ぶことはありえないといわれています。

また、ほくろにレーザーを照射すると、皮膚がんになってしまう可能性もあるといわれるようですが、実際の脱毛ではほくろに照射することはなく、シールを貼って隠すので誤って照射することもありません。

ほくろにシールを貼らないサロンやクリニックであっても、ほくろだけではなく傷口、アザ、かさぶたなどは避けて処置を行ってくれます。

また黒い色素に反応して照射する仕組み上、日焼けをしている場合には施術を断られてしまいます。

がん以外の病気を引き起こす副作用はあるのか?

まずはレーザー脱毛の場合から見ていきましょう。
熱を照射することで、毛を生成する細胞を破壊するため、処置後は肌の内部に熱が残っている状態になります。

軽度のやけど状態になるとヒリヒリしたり、痒くなったりするほかに赤みなどを引き起こします。さらに悪化すると毛包が炎症を起こし、ニキビのようなものが出来てしまう毛嚢炎が引き起こされる場合があります。
赤みができるのは体が正常な反応なので心配する必要はありませんが、痛みを伴う場合は薬を塗布しましょう。

そして、光脱毛はレーザーよりも照射する熱量が弱いのですが、わずかながらでも赤くなるといった軽度のやけど症状が見られる場合があります。

ほかにも、熱量の弱さによって脱毛しきれず残ってしまった毛根が逆に活発になってしまい、毛が強く硬毛化することも考えられます。

また、普段は眠っている汗腺が光で刺激されて、汗が出やすくなることもあるでしょう。
照射する光に反応してシミが浮き出てくることがありますが、ターンオーバーによって薄れるので心配しなくても大丈夫です。

まとめ

レーザーや光を照射して脱毛を行うサロンやクリニックで施術を受けると、ガンを引き起こす副作用があるとの話が広まっています。

この話は、肌に照射される熱が毛根を破壊するメカニズムが関係しています。
ですが、実際は脱毛に用いられる光は、皮膚がんを引き起こす紫外線とは遠い離れた性質を持つ赤外線のため、このような心配とは無縁です。

ほくろに熱を照射するとがんを引き起こすという説もあるのは事実のようですが、サロンやクリニックでは、ほくろにシールを貼ったりして避けて照射を行うので、そちらの危険性もないといえます。
また、ほくろだけでなく、傷やかさぶたにも照射は行わず、光は黒いメラニン色素に反応するので、日焼けしている場合の施術は受けられません。

レーザー脱毛、光脱毛を行うことで一時的な肌の炎症や赤み痛みを感じる場合があります。
また、症状が悪化すると、ニキビのような状態になる毛嚢炎になる場合もありますが、しばらくすると治ってきます。