毛嚢炎って何?脱毛で注意すべき肌トラブル

2018.06.21
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セルフで脱毛処理をする方も、脱毛サロンで脱毛をする方も、トラブルに巻き込まれやすいのが『毛嚢炎(もうのうえん)』という症状です。この皮膚のトラブルは、どのような症状なのかまとめました。
また、毛嚢炎を緩和できる脱毛方法「SHR方式」についてもまとめています。

毛嚢炎とは?

毛嚢炎(もうのうえん)は、毛包(もうほう)と呼ばれる毛の生産工場に細菌が入ることで引き起こされる炎症を指しています。

皮膚の内部で炎症が起こるため、まれに痛みを伴う赤い腫れが生じることもあります。症状が重い場合には、膿が出ることもあるようです。

毛嚢炎の原因は?

毛嚢炎は、皮膚表面にある常在菌が皮膚内部に侵入したことで起こることが分かっています。
特に「黄色ブドウ球菌」「表皮ブドウ球菌(コアグラーゼ陰性ブドウ球菌)」がその原因菌です。常在菌ですので、通常は皮膚に害を与えるものではありません。ただし、抵抗力が弱まっている時や、肌のバリア機能が壊れた時などに菌が悪さをすることがあります。

では、どのようなシチュエーションで毛嚢炎が起こりやすくなるのでしょうか。

ステロイド薬を使いすぎると毛嚢炎にかかりやすいって本当?

皮膚症状を和らげるために、ステロイド薬を用いることがあります。ステロイドには、免疫抑制作用もあり、肌のバリア機能を一時的にクローズさせてしまうこともあります。

ステロイドを使いすぎることで、肌のバリア機能が弱まり常在菌やそれ以外の菌の感染の可能性が高まりますので、医師の指示のもとで使うようにしましょう。

不衛生な状態でも毛嚢炎が起こります

肌が湿った状態が長引くことや、不衛生な肌の状態が続くことでも毛嚢炎が起こりやすくなります。

例えば、生理中のデリケートゾーンは好適の場所です。生理前になると体全体の免疫力が低下しますので、毛嚢炎が起こりやすくなります。

また、洗髪後の髪の毛を自然乾燥に任せることや、生乾きのまま就寝してしまうことで頭皮の毛嚢炎が起こる可能性が高まります。

清潔を保つあまりに…。

体をゴシゴシこするように洗わないと気が済まないという方や、洗浄力が強いボディーソープなどを使い続けていると、肌表面のバリアが壊れやすい状況に陥ります。汗をかいた後などに雑菌が繁殖しやすい状況をつくってしまうため、注意が必要です。

脱毛でも起こりやすい毛嚢炎

実は、脱毛でも毛嚢炎が起こりやすい状況をつくってしまいます。どのような状況で起こりやすくなるのでしょうか。

セルフケアはハイリスク

カミソリ除毛で肌の表面が傷ついてしまうと、毛嚢炎にかかりやすくなります。また、毛抜きなどで毛を抜いた時に「埋没毛(まいぼつげ)」の症状になることがあります。この時毛先に菌が付着してしまうと、毛嚢炎のリスクが高くなります。
この場合、表皮に近いところで炎症が起こりやすくなるので、皮膚の赤みが強くなることがあります。

脱毛サロンでも!

脱毛サロンでも、消毒などをきちんと行うため、毛嚢炎のリスクは少ないと思われがちですが、脱毛機器を共有することからリスクは払しょくすることができません。
また、光脱毛は皮膚が乾燥しやすいデメリットがあります。お手入れ後の保湿ケアを怠ると、肌の表面のバリアが壊れてしまい、毛が抜け落ちるタイミングなどで毛嚢炎にかかりやすくなってしまいます。
衛生観念がきちんとしたサロンを利用する、医療提携があるサロンを利用するなど対策をしましょう。

治療法はありますか?

軽度の症状であれば、自然治癒で解消します。痛みや炎症がある場所は、いじらないでおくことがポイントです

範囲が広い場合

毛嚢炎の範囲が広い場合は、皮膚科医の診断を仰いで下さい。抗真菌薬やステロイド薬などを処方して様子を見ます。
炎症の状況によっては、切開し膿を出し切る治療も考えられます。

SHR方式の脱毛サロンで毛嚢炎を防ぐ

先ほど「脱毛サロンでも毛嚢炎にかかるリスクがある」と記しました。そのリスクを避けるため、SHR方式のサロンでの脱毛をおすすめします。

SHR方式とは?

肌の広い範囲に微弱な光を連続して照射することで、毛包に熱を集中させて脱毛する方法です。メラニン色素に直接働きかける波長の光ではないので、ダメージも少なく脱毛が可能です。肌に刺激がない分、毛嚢炎のリスクも減らせます。

なぜ、SHR方式がいいの?

IPLに代表する光脱毛の場合、一年に何度も強い光を照射しますので、その分だけ毛嚢炎にかかるリスクも高まります。一方、SHR方式の脱毛では、その3分の1の期間で終了しますので、それだけ毛嚢炎等の皮膚トラブルのリスクを防ぐことができます。

IPL脱毛は、全身脱毛の場合1回の照射時間2時間~3時間程度と長時間に及びます。肌を露出する時間も長くなるため、それだけ毛嚢炎をはじめとする皮膚トラブルのリスクも高まります。SHR方式では、全身脱毛時の照射は最長でも40分です。それだけ皮膚トラブルのリスクを軽減できるところもポイントとなるはずです。

まとめ

毛嚢炎は肌の痛みを伴いますし、肌の見た目も悪くなります。
肌を清潔にすることはもちろん、セルフでの脱毛・除毛は避けた方が良いでしょう。SHR方式の脱毛サロンでの施術だと安心ですね。
もし、毛嚢炎ができてしまった場合は、いじらずに時間をかけて自然治癒を目指します。範囲が広い場合や、炎症が強くなった場合は、早めに皮膚科医の診断を仰ぎましょう。